急に化粧水がヒリヒリ痛いのはなぜ?しみる原因と専門家おすすめの対処法【完全版】

急に化粧水がヒリヒリ痛いのはなぜ?しみる原因と専門家おすすめの対処法【完全版】

化粧水でヒリヒリ!専門家視点の解決法

化粧水使用時のヒリヒリ感や痛み、しみる刺激に悩む方へ。この記事では、乾燥によるしみる原因、痛みの理由、化粧水を使い続けるべきかなど、知りたいポイントを解説します。急にヒリヒリ感じたら、ゆらぎ肌が原因かもしれません。

皮膚科医の意見を参考に、刺激の少ない化粧水の選び方や正しいケア方法を紹介!この記事で、ヒリヒリする原因や肌に優しい成分がわかり、自分に適した化粧水選びができます。

さらに、ゆらぎ肌対処のコツやアドバイスも満載。肌トラブル解決し、快適な肌を手に入れる情報が詰まっています。ぜひ一読し、適切な化粧水やケア方法で肌悩みを解消しましょう。

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目次

化粧水がヒリヒリ痛い・しみる原因とは?

ヒリヒリの4つの原因

この症状の原因は様々ですが、主なものは以下の4つです。

  • 乾燥による肌のバリア機能低下
  • ゆらぎ肌の影響
  • 成分やアレルギー反応
  • 物理的刺激(コットンやマスクなど)

化粧水を使った後にヒリヒリ痛く、しみる感覚があると、スキンケアがストレスに感じられることでしょう。

詳しく確認をしていきましょう。

乾燥による肌のバリア機能低下

乾燥による肌のバリア機能の低下は、ヒリヒリ感や痛みの原因となります。肌が乾燥すると、表皮の細胞間脂質が減少します。細胞間脂質とは、角層内で角層細胞同士の間を埋めている脂質で、主にセラミド、脂肪酸、コレステロールで構成されています。この細胞間脂質が減少すると、肌のバリア機能が弱まります。
バリア機能が弱ると、普段使っている化粧水でも刺激となり、ヒリヒリ感を感じることがあります。また、アレルゲンや乾燥、紫外線などの外部刺激に対しても敏感になり、少しの刺激でも炎症を起こすことがあります。このため、肌のバリア機能を保つことが、ヒリヒリ痛みやしみる感覚を防ぐ上で重要となります。

ゆらぎ肌の影響

ゆらぎ肌が、化粧水がヒリヒリ痛い・しみる原因のひとつとして考えられます。ゆらぎ肌は、肌のコンディションが不安定な状態で、外的要因や内的要因によりバリア機能が低下してしまいます。外的要因は下記の通りです。

・外的要因:花粉、ほこり、紫外線、気温による乾燥

・内的要因:ストレス、食事、加齢

温度や湿度の変化に対応できず、外部刺激に対して敏感になることが特徴です。また、花粉や紫外線の影響もゆらぎ肌の原因となります。

この状態の肌は、乾燥や吹き出物、赤み、かゆみ、摩擦に敏感で、肌の表面がごわごわとした感触になることがあります。また、肌の状態が日々変化するのもゆらぎ肌の特徴です。ゆらぎ肌の場合、化粧水の使用により肌が過敏に反応し、ヒリヒリ感やしみる感覚が生じることがあります。そのため、ゆらぎ肌を改善するスキンケア方法や生活習慣の見直しが重要です。

成分やアレルギー反応

化粧水の成分やアレルギー反応も原因となることがあります。あとの章で詳しく説明していますが、肌に合わない成分が含まれている場合や、アレルギー体質の方は、化粧水を使った後に症状が現れることがあります。例えば、アルコールフリーなのにしみる経験はありませんか?アルコールだけでなく、界面活性剤や防腐剤も刺激になります。さらに、保湿剤も刺激性がある成分が含まれている場合があります。これらのどの成分が自分にとってしみるのかを知り、自分に合ったスキンケアを行うことが大切です。

物理的刺激(コットンやマスク、洗顔)

物理的刺激も、化粧水使用後のヒリヒリ痛みやしみる感覚の原因となることがあります。例えば、コットンで肌を強くこすったり、摩擦が多いマスクの使用、また洗顔の際に過度な摩擦が生じることによって肌が過敏になり、化粧水を使った際に痛みやしみる感覚を感じることがあります。

特に肌のバリア機能が低下している場合や、ゆらぎ肌の状態であれば、物理的刺激によって症状が悪化することがあります。洗顔方法を変える際や、洗浄力が高い製品を使用したり、泡パックを行う際には注意が必要です。泡パックでは、入っている界面活性剤により角質層の表面が分解されます。老廃角質のみを分解するのであれば問題ありませんが、分解しすぎるとヒリヒリ感の原因になります。適切なスキンケア方法を実践し、物理的刺激を避けることで、化粧水によるヒリヒリ痛みやしみる感覚を緩和することができます。

皮膚科視点の化粧水のヒリヒリ・痛み対処法

化粧水がヒリヒリ痛む原因と対処法について、皮膚科医が教えるポイントをまとめました。肌の状態や使用している製品によって異なるため、自分に合った対処法を見つけることが重要です。以下では、痛みを和らげる方法や適切なスキンケア方法、紫外線対策などを紹介しています。

ヒリヒリ・ピリピリでも使い続けるべき?

肌への悪影響を抑えるため、一時的に化粧水の使用を中止し、皮膚科医に相談して適切な対処法を受けることが重要です。

化粧水によるヒリヒリ感がある場合、原因はさまざまあるので、続けるべきかどうかは慎重に判断する必要があります。

ヒリヒリ感を冷やす方法

ヒリヒリ感がある肌に対処するには、冷やすことが効果的です。清潔なタオルやハンカチに保冷剤を包み、ヒリヒリ感を感じる箇所に適用してください。ただし、肌への刺激を避けるために、保冷剤は直接肌に触れさせず、必ず布で包んで使用しましょう。

さらに、ヒリヒリ感に加えてかゆみが生じる場合は、患部を冷やすことで炎症やかゆみを抑制できます。この際も、タオルやハンカチで保冷剤を包んでから適用することが重要です。症状に応じて、治療薬の使用も検討しましょう。

自己処置で症状が改善されない場合や、悪化の恐れがあるときは、適切な診断と治療のために早めに皮膚科を受診してください。専門医のアドバイスにより、ヒリヒリ感やかゆみを緩和し、肌を快適な状態に戻すことが可能です。

洗顔方法を見直してヒリヒリ感を軽減

スキンケアの前に洗顔を見直すことが美肌の近道と言われており、洗顔方法が適切でない場合、そのあとの化粧水でヒリヒリすることがあります。肌トラブルを防ぐ洗顔のポイントは下記です。

  • こすらない、摩擦を減らす工夫をする
  • 洗浄力が弱いアミノ酸系の洗顔料を選ぶ
  • 角質ケア商品は使わない
  • 泡立てネットを使い肌に触れないように洗顔する
  • 熱いお湯を避けぬるま湯で洗う(35℃程度のぬるま湯を使う)
  • クレンジングや洗顔料が残らないように丁寧にすすぐ

基本的に、摩擦を減らす工夫や、洗浄力が弱いアミノ酸系の洗顔料を選ぶことが、肌トラブルを防ぐポイントです。また、洗顔料は、洗顔ネットを使って細かい泡を立て、直接肌に触れずに洗うことが望ましいです。泡パックを行う際は、角質の表面が過剰に分解されることがないよう注意しましょう。角質層が薄くなっている可能性があるため、刺激の強い角質ケアは避けることが重要です。

メイクをした場合は、クレンジング料でメイクを落とし、ポイントメイクには専用リムーバーを使用し、肌に残らないようにしましょう。洗顔時には、ぬるま湯で予洗いした後、肌をなでるように顔全体を洗います。洗顔が終わったら、洗顔料が残らないように丁寧にすすぎましょう。これらの工夫によって、洗顔方法を見直し、ヒリヒリ感を軽減できます。

刺激の少ない化粧水やスキンケア方法

ヒリヒリ感を軽減するためには、刺激の少ない化粧水を選ぶことが重要です。アルコール、界面活性剤、防腐剤などの成分は肌への刺激になり得るため、避けることが望ましいです。防腐剤については、「パラベンが悪い」と言われることがありますが、パラベンだけが原因ではありません。

また、合成香料や合成着色料も刺激の原因となることがあるため、注意が必要です。 スキンケア方法の見直しには、摩擦を減らす工夫や過度な角質ケアを避けることが大切です。肌に優しいケアを心がけることで、ヒリヒリ感を和らげることができます。刺激の少ない化粧水やスキンケアをすることで、肌トラブルを防ぎ、肌のコンディションを維持することができるでしょう。

紫外線対策とアレルギー対策でヒリヒリ感を防ぐ

紫外線やアレルゲンがヒリヒリ感を引き起こす原因となることがあります。適切な紫外線対策を行うことや、アレルギー対策を実践することで、肌の状態を安定させることができます。詳細を見ていきましょう。この2つはとても重要なので、細かく記載していきます。

紫外線対策

紫外線対策として、以下のポイントを実践して肌バリアを守りましょう。

日焼け止めを適切に使う

紫外線対策として、大事なのは日焼け止めです。日焼け止めは、SPF値とPA値を状況に応じて選ぶことが重要です。高いSPF・PA値は効果的な紫外線防止に役立ちますが、肌への負担も増すため、適切な日焼け止めを使用しましょう。

  • 日常生活での軽い外出における紫外線対策には、SPF10〜20、PA++程度の日焼け止めが適しています。
  • 屋外でのスポーツやレジャーなど、やや強い紫外線への対策として、SPF30以上、PA+++の日焼け止めを選びましょう。
  • 長時間の炎天下やマリンスポーツなど、強い紫外線への対策には、SPF50以上、PA++++の日焼け止めが最適です。

肌への負担を軽減するために、紫外線を浴びる時間や量に応じて日焼け止めを変えて使用しましょう。また、外出先では手軽に塗り直せる日焼け止めを持ち歩き、数時間おきに塗り直すことが効果的です。特に紫外線が強い日や多く汗をかく場合は、塗り直しの回数を増やしましょう。

朝に日焼け止めは、塗ったあとに肌に少しずつ定着するので、外出前の10~20分前に塗るようにしましょう。

日傘や帽子を活用

紫外線を直接遮ることで、肌へのダメージを軽減することを心がけましょう。

紫外線が強い時間帯の屋外活動を避ける

特に10時~14時は紫外線が強いため、屋外活動を控えると良いでしょう。紫外線によるダメージで肌がヒリヒリとしている可能性もあるからです。

紫外線は一日の中でも特定の時間帯、特に10時から14時の間が最も強いとされています。この時間帯には太陽が高く、紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)が大気中に多く存在しています。

紫外線は肌のバリア機能を低下させ、肌がヒリヒリする原因となります。UV-Aは肌をすぐに黒くする紫外線で、真皮にまで到達し、シワやたるみなどの光老化を引き起こします。一方、UV-Bは肌に炎症を引き起こす紫外線で、肌がヒリヒリする状態になります。これはシミやそばかすの原因にもなります。

紫外線のダメージが大きくなると、化粧水をつけたときに肌がしみる場合があります。このような状態を防ぐためには、紫外線が強い時間帯の屋外活動を避けることが肌へのダメージを最小限に抑える最善の方法です。紫外線が弱くなる早朝や夕方以降に屋外活動をスケジュールすることをお勧めします。

また、紫外線が強い時間帯に屋外活動をする際は、日焼け止めの使用や遮光性のある帽子、サングラス、長袖の服などで肌を守ることが大切です。肌のヒリヒリ感を軽減するためには、紫外線対策が重要です。適切な紫外線対策を行い、肌の健康を守りましょう。

真夏の紫外線ダメージをケアする

真夏の紫外線ダメージは肌に残り、秋~冬の乾燥により悪化するため、夏の終わりから秋の始まりにかけて、秋~冬用のスキンケアを始めることが重要です。

意外と見落としがちなのが、4の真夏の紫外線ダメージのケアです。夏の紫外線ダメージが大きく、肌のターンオーバーの機能も低下している可能性もあります。ターンオーバーは加齢とともに周期が長くなるため、夏に受けたダメージは秋冬に残っていると考えたほうが良いでしょう。夏の終わりは、スキンケアの切り替え時期だと考え、しっかりと保湿を行っていきましょう。

アレルギー対策

アレルギーは予期せぬタイミングで発症することがあります。皮膚のバリア機能が低下すると、肌は敏感になり、花粉やハウスダストなどのアレルゲンが侵入すると、アレルギー反応を起こして肌荒れなどのトラブルを引き起こします。肌がもともと敏感な方や肌がしみるようになった方は、以下の3点を注意しましょう。

日常生活で接触するアレルゲンを避ける

化粧品や洗剤など、身の回りの製品を選ぶ際には成分表示を確認し、アレルギーが疑われるものは避けましょう。特に合成香料など、刺激性のある成分に注意が必要です。

また、生活用品でも匂いが強い柔軟剤なども、アレルギーを引き起こすことがあります。神奈川県や愛媛県などでは、そのような製品に対して注意喚起が行われています。

香りが強い製品を選ぶ際は、自分の肌に合うかどうかを確認して使用することが大切です。 さらに、植物エキスも濃度が濃い場合は、人によってはアレルギーを引き起こすことがあります。オーガニック製品が必ずしも肌に優しいとは限らず、個々の肌質やアレルギー症状によって適切な製品を選ぶことが重要です。選ぶ際には、成分表示をチェックし、自分に合った製品を見つけましょう。

環境アレルゲンに注意

花粉やダニ、ペットのアレルゲンなど、環境アレルゲンにも注意が必要です。部屋の掃除や換気をこまめに行い、アレルゲンを低減させましょう。また、アレルゲン対策用のマスクや空気清浄機の使用も効果的です。

医師のアドバイスを受ける

アレルギー症状が疑われる場合は、専門家のアドバイスを求めることが重要です。皮膚科医やアレルギー専門医に相談し、適切な治療や対策を行いましょう。アレルギーテストや血液検査などを通して、原因を特定し、個別に適した対策を行ってくれます。

紫外線対策とアレルギー対策は以上となります。

適切な紫外線対策とアレルギー対策を実践することで、ヒリヒリ感を軽減し、肌の状態を安定させることができます。肌トラブルを未然に防ぐためにも、日頃からこれらの対策を心がけましょう。

化粧品開発者が教えるピリピリしみる成分の見分け方

化粧品開発者として、肌にやさしい製品を作るために、様々な成分の研究と試行錯誤を重ねています。ここでは、肌がピリピリしみる成分を見分ける方法や、疑問を紐解き、注意すべきポイントを解説します。
アールアンドが販売しているスリスリ化粧水は、敏感肌・ゆらぎ肌・乾燥肌でお悩みの方向けの化粧水です。詳細は下記記事にまとめています。

スリスリ化粧水の成分は敏感肌と乾燥肌の方へおすすめ|ヒリヒリしない?肌荒れ対策は?

アルコールフリー・エタノールフリーってどう?

化粧水がしみてヒリヒリしている人や、敏感肌や乾燥肌の方は、アルコールが原因でヒリヒリ感やしみることがあるため、アルコールフリーやエタノールフリーの化粧水を選ぶことがおすすめです。

アルコール類は、肌に乾燥や刺激をもたらすことがありますが、必ずしもすべてのアルコールが肌に悪影響を及ぼすわけではありません。ただし、肌に塗布した後のアルコールは蒸発し、その際に肌表面の水分も奪われることがあります。このため、乾燥による肌トラブルが増加する可能性があります。

さらに、アルコール入りの化粧水やアルコール消毒後に赤みやかゆみなどの症状が現れることもあります。このような症状は、肌バリア機能が低下している方やアルコールに過敏な方に特に見られます。

乾燥肌の方には、アルコール入りの化粧品は避けることが望ましいです。製品の成分リストを確認して、エタノールの量が多いかどうかを判断しましょう。エタノールが含まれていても必ずしも悪いとは言えませんが、肌にヒリヒリ感やしみることがある場合は、注意が必要です。

また、ふき取り化粧水にはアルコールが含まれていることが多いため、選ぶ際には注意が必要です。アルコールフリーやエタノールフリーの化粧品を選ぶ際には、他の成分にも目を向け、肌に適した製品を選びましょう。

界面活性剤・乳化剤・防腐剤はしみる?

化粧水には界面活性剤、乳化剤、防腐剤などの成分が含まれていますが、肌が弱っているときにはしみることがあります。各成分の特性や肌への影響について理解し、自分に合った製品を選ぶことが重要です。詳細を下記にまとめています。

界面活性剤・乳化剤はしみる?

界面活性剤は油と水を混ぜる役割を果たしますが、化粧水にも使用されています。保湿剤や有効成分など、さまざまな成分が配合された化粧水を均一に保つためには、界面活性剤や乳化剤が不可欠です。 肌への刺激に関しては、石油系の成分が刺激を引き起こすことが多いようです。一方で、アミノ酸系や糖類系、植物由来の界面活性剤・乳化剤は、肌に優しいとされています。

また界面活性剤の泡を肌の上に置き、摩擦をかけず数分放置すると、角質の表面が少し分解されます。強い界面活性剤や、長時間の洗いすぎは、しみる原因になるほど、洗顔は短時間で済ませるべきです。

防腐剤はしみる?

防腐剤も、一部の成分が肌刺激を引き起こすことがあります。

防腐剤には、パラベンやフェノキシエタノールなどのよく知られた成分から、エチルヘキシルグリセリンや安息香酸Naなどのマイナーな防腐剤まであります。 また、銀やプラチナを使っても防腐効果が得られますが、防腐力が弱く、原価が高いため、一部の化粧水にしか使われていません。

無防腐であるからといって安全とは限らず、適切な防腐剤を使用することで製品の安全性が保たれます。

ただし、銀やプラチナなどを配合し、通常の防腐剤の量を減らすことで、刺激を抑える工夫をしているメーカーも存在します。

商品の例として、スリスリ化粧水があげられます。

BGやDPGなどの抗菌性の保湿剤もしみることがある

BG(ブチレングリコール)やDPG(ジプロピレングリコール)などの抗菌性の保湿剤は、保湿効果と抗菌力があり、幅広い用途で使われている便利な成分です。特に、BGは多くの化粧水に配合されており、DPGはとろみが強いためシートマスクによく使用されています。しかしながら、これらの成分も肌が弱っている場合にはしみることがあります。

これらの保湿剤は、化粧水の保湿効果を高めるだけでなく、製品の安定性を保つ役割も果たします。肌に合った製品を選ぶ際は、成分リストを確認し、自分の肌に適した保湿剤や抗菌性の成分が含まれているかどうかをチェックしましょう。

〇〇フリーだけでは信用できない?

「〇〇フリー」の表示は、特定の成分が含まれていないことをアピールするために使われますが、一部の「〇〇フリー」表示はマーケティング戦略の一環であり、他の刺激性の成分が含まれていることがあります。また、表示されている成分が抜けているだけで、代替となる成分が使用されている場合もあります。

例えば、「アルコールフリー」や「パラベンフリー」といった表示があります。しかし、その表示だけで製品が肌に優しいと判断するのは注意が必要です。たとえば、「パラベンフリー」と書かれている製品でも、フェノキシエタノールやエチルヘキシルグリセリンなどの別の防腐剤が多く含まれている可能性があります。

そのため、製品を選ぶ際は、「〇〇フリー」で見分けるのではなく、成分リスト全体を確認することが重要です。例えば、植物性の乳化剤を使用していたり、防腐剤の量を減らす努力をしているなど、肌に優しい製品作りに配慮されているかどうかを見ていく必要があります。

さらに、個々人の肌質や体質によって、特定の成分が問題ない場合もあります。そのため、「〇〇フリー」の製品が必ずしもすべての人に適しているわけではありません。自分の肌に合った製品を選ぶためには、自分の肌質や過去の化粧品使用経験を考慮し、必要に応じてパッチテストなどを行うことが望ましいです。

化粧水選びのポイントと正しいスキンケア方法【専門家視点のまとめ】

専門家視点で教える化粧水の選び方とスキンケアの方法

今までの皮膚専門家・化粧品開発者目線から、化粧水選びのポイントと正しいスキンケア方法を紹介していきます。

化粧水はスキンケアの基本であり、選び方や使用方法が肌の状態に大きな影響を与えます。ここでは、肌に優しい成分を含む化粧水の選び方と、効果的なスキンケア方法についてご紹介します。これらのポイントを押さえて、美しい肌への第一歩を踏み出しましょう。

肌にやさしい成分を含む化粧水の選び方

化粧水選びでは、まず肌に優しい成分が含まれているものを選ぶことが重要です。

界面活性剤や乳化剤については、肌への刺激が少ないレシチンなどの成分や、植物由来、アミノ酸系、糖類系のものを選びましょう。

防腐剤に関しては、成分自体が問題ではなく、防腐剤を減らす努力をしていたり、刺激の少ない成分を配合するなどの工夫されているかどうかを見分けましょう。例えば、銀やプラチナが併用されている製品はおすすめです。 また、「〇〇フリー」の表示だけに頼らず、成分リスト全体を確認しましょう。

植物性の乳化剤を使用していたり、防腐剤の量を減らす努力をしているなど、肌に優しい製品作りに配慮されているかどうかを見ていくことが大切です。 自分の肌質や過去の化粧品使用経験を考慮し、パッチテストなどを行うことで、自分に合った化粧水を見つけられるでしょう。

乾燥対策・浸透メカニズム・バリアサポートがある化粧水を選ぶ

バリア機能の低下は、「乾燥」が原因になります。紫外線などの外部刺激も考えられますが、外部刺激を受けた後に乾燥がひどくなると、バリア機能が低下します。そして乾燥を取り除くための化粧水を選ぶ場合は、下記の2つのポイントを理解しましょう。

  • 保湿力が高い成分が配合され、配合量が高い化粧水を選ぶ
  • 浸透メカニズムがある化粧水を選ぶ
  • バリア機能がサポートできる化粧水

では1つずつ見ていきましょう。

保湿力が高い成分が配合され、配合量が高い化粧水

肌をしっかり保湿するためには、保湿成分が配合され、配合量が多い化粧水を選ぶことが重要です。主要な保湿成分として、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン、などが挙げられます。しかしヒアルロン酸も1つだけではなく、低分子化され浸透性を高めた加水分解ヒアルロン酸や、保湿効果を高めたアセチルヒアルロン酸などがあります。

保湿成分は様々な種類がありますが、ここで注目すべきは、その配合量です。しかし、配合量は成分表だけでは判断することはできません。保湿成分の配合量を開示していたり、成分表の主要成分になっているかどうかで、判断していくことになります。成分表は、1%未満は順不同のため、1%未満の成分の一番前に持ってくることで、成分がたくさん入っているように見せるマーケティング方法もあります。

もっとも信用できるのは、メーカーが配合%を明記していることです。

成分表示のからくり

メーカー配合%が明記されていても、ここにも落とし穴があります。

「〇〇成分〇〇%」と表示されていても、「※水を含む」とか「※美肌成分の中で」とかそのように記載されている場合があります。

例を記載します。

・美容成分95%配合 ※水を含む

これは水も美容成分としている表示です。つまり、水が94%で美容成分が1%の場合でも「美容成分95%」ということです。

・美肌成分の中で

「〇〇が30%配合」と記載されていて、「※美肌成分の中で」という表示がされている場合があります。

美肌成分が10%の商品であれば、その配合量は3%です。

もし美肌成分が1%であれば、その配合量は0.3%になります。

化粧水はメーカーにもよりますが、90~98%は水でできていることが多いのです。

浸透メカニズムがある化粧水を選ぶ

化粧水の浸透力も重要なポイントです。浸透メカニズムがある化粧水は、肌の奥までしっかり浸透し、保湿効果を高めることができます。代表的な浸透メカニズムとしては、低分子・ナノ化技術、浸透促進成分の配合、温感効果、リポゾーム化された成分があります。

バリア機能がサポートできる化粧水

肌のバリア機能をサポートするためには、化粧水に含まれる成分が重要です。推奨を含め例を下記に記載します。

  • アミノ酸
  • セラミド
  • スクワラン
  • ミネラル
アミノ酸成分

ベタインやセリンは、肌の保湿機能であるNMF(天然保湿因子)の構成成分であり、化粧水で補うことが効果的です。

セラミド

近年、見直しされ注目されている成分で、細胞間脂質の一つです。バリア機能の低下は細胞間脂質のトラブルにあります。またセラミドと同じ効果がある「疑似セラミド」というものもあります。

スクワラン

スクワランは、皮膚のバリア機能の3因子である皮脂をおぎなう保湿成分はスクワランです。皮脂は水分と油分で構成されており、ヒトの皮脂膜を作る欠かせない成分です。皮膚のバリア機能を保つスクワランも配合された化粧水を選ぶことで、バリア機能をサポートできます。

ミネラル

ミネラルは肌のターンオーバーをサポートすることができます。ターンオーバーが健康であれば、紫外線ダメージや乾燥によるトラブルを起こしにくくなります。

おすすめのスキンケア方法

正しいスキンケア方法を実践することで、化粧水の効果を最大限に引き出すことができます。

スキンケア法はさまざまありますが、ここではおすすめに絞って書かせていただきます。

  • 適切な洗顔
  • 摩擦のない化粧水の塗り方
  • ブースターオイルなどを使う
  • 油分と水分のバランスを考えたスキンケアをする

適切な洗顔

洗顔はスキンケアの基本です。高価な化粧品を使っていても、洗顔がおろそかであれば、無駄になります。まずは、適切な洗顔方法で肌のコンディションを整えましょう。洗顔料は肌に優しいアミノ酸系を選び、こすりすぎず、洗顔ネットで丁寧に泡立てて、肌に触れないように泡で洗いましょう。そしてぬるま湯でしっかりと落としきることです。

化粧水の使い方

化粧水選びだけでなく、化粧水の使い方も大切です。使用する際は、手のひらに適量を取り、両手で温めてから肌に押し付けるようになじませます。摩擦しながら塗り込むのはやめましょう。このとき、手のひら全体を使って肌に密着させることで、成分が肌に浸透しやすくなります。

ブースターオイルなどを使用

ブースターとしてオイルを使用するのもおすすめです。肌が乾燥している状態で、化粧水を塗ると、乾燥部分ばかり水分が吸収され、浸透が弱くなります。その場合、乾燥がなくならず、細胞間脂質の機能も低下し、肌バリアが低下します。 乳液を先に使うことを推奨しているケースもありますが、これは油分をはじめに肌に含ませることにより、乾燥している部分をまず油分でなじませます。そうすることにより、化粧水が乾燥部分に吸収されにくくなり、化粧水を肌に浸透させやすくなります。

油分と水分のバランスを考えたスキンケアで乾燥を防ぐ

スキンケアでは、油分と水分のバランスを保つことが重要です。肌が過度に乾燥していると、バリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感になります。一方で、油分が過剰になると毛穴が詰まり、ニキビや吹き出物ができる原因となります。スキンケアでは、化粧水で水分補給を行い、その後乳液やクリームで油分を補給して肌をするのは基本です。

また、季節や肌の状態に応じて、水分や油分の量を調整することが大切です。例えば、夏はさっぱりとしたテクスチャの化粧水や乳液を選び、夏の終わりから保湿力を上げていき、冬はより保湿力の高い製品を使用すると良いでしょう。肌に合ったスキンケアを行うことで、油分と水分のバランスを保ち、健やかな肌を維持できます。

インナードライかどうかを理解して適切なスキンケアを行う

化粧水がヒリヒリする場合「脂性肌なのになぜ?」と思う方もいると思います。しかし、肌内部が乾燥している「インナードライ肌」と勘違いしている場合がよくあります。

乾燥肌は肌表面も乾燥しており、水分と皮脂が少ない状態です。一方、インナードライ肌は肌表面が乾燥していないように見えても、肌の奥が乾燥している状態です。インナードライの方は、脂性肌と誤解し、油分が豊富な乳液やクリームを避けることがあります。これにより乾燥が促進し、肌バリアの低下が起こります。

水分不足は乾燥肌とインナードライ肌の両方に共通しています。インナードライの方は、乾燥肌の方よりも油分を少し減らしつつ、保湿力が高い商品を選ぶことが大切です。化粧水と美容液だけで済ませず、乳液やクリームも使用しましょう。一方、乾燥肌の方は油分も多く必要としますので、ブースターオイルを使うなどして、しっかりと油分を補給していきましょう。

おすすめの化粧水はプチプラでも優秀スリスリ化粧水

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敏感肌・乾燥肌、乾燥性敏感肌、インナードライの方へぴったりなスリスリ化粧水。乳化剤は植物成分セルロースナノファイバーとレシチンを使用し、防腐剤はプラチナがメインなど、成分がやさしいのに奥しっとりが夜まで長持ちが期待できます。公式サイトの定期コースが最安値!

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スリスリ化粧水の成分特徴|肌にやさしく高い保湿力

  • 保湿成分が一般的な化粧水よりかなり多く保湿による乾燥対策になる
  • 油性成分であるスクワランが更にリポゾーム化されており、水分・油分の両方がバランスよく奥に浸透する
  • セルロースナノファイバーという成分が疑似皮脂膜を作りバリア機能をサポート
  • 乳化剤はセルロースナノファイバーとレシチン
  • 乳酸菌、アミノ酸、ミネラル、セラミドの成分が入っている
  • 防腐はプラチナの酸化還元力で行っている
  • アルコールや香料が入っていない

バリア機能を徹底的に考えた化粧水

ここまで説明したように、高い保湿力、バリア、やさしさが、肌トラブルに必要なポイントです。

スリスリ化粧水は、高い保湿力、バリア機能のサポートと、刺激性成分を極力抑えた、敏感肌でしみる肌のために考えられた成分になっています。

化粧水は、定期コースと単品販売もあり、肌に合うようなら定期コースもあります。

初回の購入が40%割引ですのでリピートする場合は定期コースがおすすめです。

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まとめ

化粧水が急にヒリヒリしてしみることに悩んでいる方は、まずは原因を知り、適切な対象をすることが必要です。

ヒリヒリとしみるのが強い場合やおさまらなければ、迷わず皮膚科に相談でしましょう。

しかしここで大事なのは、予防です。バリア機能が低下しすぎる前に、適切な対応をしていきましょう。

今回の記事で紹介した内容を実践してみましょう。

 

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