自然乾燥はなんでよくないの?
髪を乾かすのに30分かかるから面倒…。というお悩みがあるのではないでしょうか?
自然乾燥とドライヤーではどんな違いがあるのか、髪を乾かさないメリットとデメリットについて詳しく解説します。
濡れた髪は自然乾燥とドライヤーはどちらがいい?
ドライヤーで乾かす方が髪には良いです。
自然乾燥はなぜいけないのか。理由として、濡れたままだと雑菌が発生し、頭皮が冷えて血行も悪くなります。
しかしドライヤーは熱によるダメージがあるので、ドライヤーの使い方と知識を身に着ける必要があります。
ドライヤーの使い方や熱ダメージに纏わる知識を下記の記事に纏めています。自然乾燥よりドライヤーを正しく使うことで髪は逆にキレイになる可能性もあります。詳細は下記をご一読くださいませ。
次章で、髪を乾かさない場合のメリットデメリットについて紹介します。
髪の毛を乾かさない!自然乾燥のメリットは?
髪を乾かさないデメリットは主に3つあります。
- 乾かさないと何より楽
- ドライヤーの熱ダメージを受けない
- 髪質によっては広がり防止になる
では乾かさないメリットを3つの詳細を紹介します。
乾かさないと何より楽
個人差はありますが、髪がロングの場合乾かすだけでも30分以上かかるという方もいらっしゃいます。
腕が疲れるし真夏のお風呂上りの暑い中、ドライヤーで乾かしたくないという意見は納得です。
髪を乾かさないと手間が省けて時間を有効活用できます。
ドライヤーの熱ダメージを受けない
ドライヤーによって異なりますが、髪を乾かす際のドライヤーの温度は約60~100度の温風が放出されています。
少し離して温風を当てていると思うので、実際はもっと温度が低いように感じるはずです。
髪の毛は100℃を越える熱で毛髪内部のタンパク質が変化します。
ドライヤーでも一か所に集中して熱を当て続けると100℃以上になり、熱ダメージにつながります。
髪質によっては広がり防止にもなる
日本人にはあまりいない髪質ですが、ハーフの方や海外でよく見かけるアフロのような髪質の場合は、髪を乾かさないほうがまとまることが多いです。
櫛でといて乾かすと広がったり変なボリュームが出てしまい、より手間がかかることがあります。
天然パーマやアフロ感のあるカールをそのままいかす場合は、乾かさないのがおすすめです。
ヘアオイルを毛先に塗布し乾燥スピードをできるだけ一定にしてあげるのがいいでしょう。
髪の毛を乾かさない自然乾燥のデメリットは?
髪を乾かすのは手間だけど、思っている以上にデメリットは多いです。
主に5つのデメリットがあります。
- キューティクルが乱れる
- 雑菌が発生し臭いや痒みに繋がる
- 髪が乾燥してパサつきやフケの原因になる
- 頭皮が冷えて血行が悪くなる
- カラーリング成分が流出する
以下に、髪を乾かさないデメリットを5つを紹介します。
キューティクルが乱れる
髪が一番傷みやすい状態は、キューティクルが開いたまま放置することです。
キューティクルは水分を調整するために、濡れると開き乾くと閉じる性質があります。
健康毛であればドライヤーで乾かすだけでキューティクルが水分調整してくれます。
ダメージ毛の場合乾かしただけではキューティクルが閉じないため、仕上げにドライヤーでブローをしてキューティクルを整えてあげるのがいいでしょう。
雑菌が発生し臭いや痒みにつながる
臭いやかゆみの原因は、皮脂や汗と菌がくっつき雑菌が増殖することで起こります。
自然乾燥の場合は必要な水分も一緒に蒸発するので、乾燥を防ぐために皮脂が余分に分泌されニオイの原因になるのです。
ドライヤーで乾かすことで雑菌の繁殖を抑え、余分な皮脂も抑えることができるのでニオイやかゆみを軽減できます。
髪が乾燥してパサつきやフケの原因に
ダメージ毛はキューティクルが正しく機能していないので、少し時間を置くと乾いてパサつきが出てしまいます。
自然乾燥で頭皮環境が悪化すると余分な皮脂が分泌されるので、フケや頭皮カビの原因にもなるので注意が必要です。
毛髪内の水分量をうまく調整できず乾燥しすぎて切れ毛ができたり、うねりや広がりの原因になることもあるのでドライヤーで乾かすのがおススメです。
頭皮が冷えて血行が悪くなる
自然乾燥するデメリットとして大きいのが、髪の水分が蒸発する時に一緒に熱も奪われてしまうことです。
頭皮が冷え血行が悪くなると、毛髪の発毛不良がおきて健康な髪が生えづらくなります。
頭皮は毛細血管が多く存在するため血流が悪くなると、頭皮だけではなく体全体にも悪影響が出ます。
健康な髪と頭皮を維持するためにも、ドライヤーで乾かすことをおススメします。
カラーリング成分なども流失
自然乾燥の場合、タオルを頭に巻いて放置していることはありませんか?
タオルを巻くことで髪の水分を取り除くことはできますが、同時にトリートメント成分やカラーリング成分も一緒に抜け出る可能性が高いです。
髪をこすらないように軽く押さえ、しっかり水分をふき取ったあとにヘアオイルを塗布しドライヤーで乾かしましょう。
髪の毛を乾かさないで寝たらどうなる?
髪の毛を乾かさないで寝ると、枕が湿り雑菌が発生するリスクが高くなります。更に、濡れた髪は髪のキューティクルが乱れやすくなるので、枕との摩擦によりキューティクルが乱れやすくなります。
最近はかわいいタオルキャップが販売されており、髪を乾かさずそのまま寝てしまうという方も増えていますが、濡れたままは髪にダメージや臭いのリスクがあり、おすすめできません。
濡れた髪は枕との摩擦で傷みやすい
濡れている髪はキューティクルが開いている状態なので、枕とこすれて傷みやすい状態になっています。
枕以外にも寝返りをうった際に体の下敷きになったり、タオルキャップの中で髪同士がこすれあうことで髪を守ってくれるはずのキューティクルが摩擦でボロボロになることもあります。
枕が湿り雑菌が発生して臭いや薄毛の原因になる
湿った枕は雑菌にとって増殖するのに適した環境になっており、濡れたままの髪が触れると髪に菌が付着します。
髪に付着した菌が頭皮トラブルを引き起こし、薄毛や細毛の原因になってしまうのです。
タオルを敷いて寝ることもあると思いますが、結局枕は湿ってしまうので菌を繁殖させる点ではあまり意味がないでしょう。
お風呂上がって何分以内に髪の毛を乾かせばいい?
時間でいえば10分以内が理想です。
お風呂を出てからできるだけ早く髪を乾かしてあげるのがいいでしょう。
ただし髪質によってはすぐに乾かすと時間がかかりすぎる場合もあるので、20〜30分程度時間をあけてから乾かしたほうがいい場合もあります。
どうしてもドライヤーが出来ないときは?
引っ越したばかりでドライヤーがない場合や、急に壊れてしまいドライヤーがない時はできるだけ髪に残った水分を取り除いてあげましょう。
濡れた髪をこするとキューティクルが痛むので、おさえるようにして髪の水分を取り除きます。
最後にヘアオイルを毛先中心に塗布すると髪同士の摩擦を軽減できます。
まとめ
自然乾燥は手間がかからず楽だけど、その分発毛や髪以外のデメリットがあるのでのちのち手間がかかる結果になってしまいます。
それでも自然乾燥がいいのであれば、根元だけドライヤーで乾かしてあげて毛先を自然乾燥にするなど、頭皮環境をできるだけ整えてあげるのがいいでしょう。
ドライヤーで乾かすうちに時短術を身に着けれるようになるので、自分なりのもっと楽な乾かし方を身に着けてみましょう!